・・・とは言っても、色っぽい話ではないのですが。
私の音楽嗜好に結構近い方向性をお持ちのjazz-funkさんのblogがヒントになり、
昔、強烈に好きだったbandのLiveアルバムを再度購入することができました。
当時持っていたのは、LPレコード!!
CD化されることが無かったため、諦めてすっかり忘れていたのですが、
jazz-funkさんのblogでこのユニットメンバー(key)のリーダーアルバムの
紹介をされていたのを拝見したことがきっかけで、amazonで検索した所、
なんと2年くらい前にCD化されて現在も販売中であることを発見して
狂喜乱舞!
即決購入でした。(CDショップには絶対並ばないことは間違いないため)
そのアルバムとはこれ。NATIVE SONのLIVE盤「COAST TO COAST」
NATIVE SONというユニットの名前を知る人も数少ないと思いますが、
日本でのクロスオーバー~フージョン黎明期に日本人ミュージシャンで結成されたユニットです。
高校生だった私が当時TV-CMで「savanna hotline」という曲に出会って購入したのが今は殆ど見ないミュージックカセット(!)
2ndアルバムの「savanna hotline」でその疾走感にヤラレてしまい、
続けて購入した1stアルバムの「NATIVE SON」ではその弾けるリズムの完全な虜となってしまいました。
高校生当時は「音楽研究部」(実態は軽音楽部)でbassを始めたばかりでしたので、
毎日この2枚のアルバムを耳コピで練習し続け、それこそ本当にテープが擦り切れてしまうほどでした。
そんなところに3rdアルバムとして発売されたこれは、
過去2枚のアルバム収容曲プラス新曲が、Liveアルバムならではの臨場感でLP2枚組み・・・
と、一通り聴いた後は完全に「逝ってヨシ」状態でした。
1枚目2曲目の「coke screw」は、当時まだあまり上手くできなかったスラップ(チョッパー)奏法を練習する「良い課題」でした。
速いテンポのこの曲では、サムピング(親指で弦を叩く)が細かく刻まれるフレーズがバッキングの大半を占めており、その状態がほぼ10分強繰り返されることから、
速く細かいサムピングが1曲10分以上通して続けられるか・・・?を
自らの課題としてひたすらコピーに励みましたが、
これが続かない・・・・・。
2分と経たずに手首がツル(未経験の方にはまったく分らないと思いますが)始末。
勉強もせず、
休日でも家に籠もってひたすらbassばかり弾いていた当時でも達成には数ヶ月を要しましたが、途中アヤシイところは何箇所もありながらも課題達成した時は、達成感を通り越して、「燃え尽きたよ・・・・真っ白にな」と、「あしたのジョー」ばりの台詞が出そうになりました。
そんな思い出に浸りつつ、
改めてこの曲を弾いてみると・・・・、
まったく弾けない(!) というかサムピングが続かない(!!)
という非常に情けない状態に、暫く打ちひしがれている自分がいました(涙)
あの頃からかれこれ24年・・・。
「ツブシ」は利きますが、スピードや細かさという点では衰えをヒシヒシと感じる今日この頃です。
2009年6月23日火曜日
2009年6月8日月曜日
メンテ日記№1(Innerwood)
YAMAHA SB-1200Sを題材に、季節の変わり目メンテの予告を致しましたが、
メンテ作業時に写真を撮るのをすっかり忘れてしまいまして・・・。
代わりと言ってはなんですが、
他コレクションを題材に更新してみます。
題材はこちら
InnerWoodのJAZZBASSです。(コイツだけは保管がアルミハードケース)
アッシュボディ・ローズ指板のベーシックな仕様ですが、
使用パーツは比較的リッチな仕様です。
ピックアップはBartolini+アクティブサーキット。
ブリッジはSchallerの弦間調整タイプ。
ペグもSchallerです。
中古で購入しましたが、
最初からInnerWoodのネームプレートが外されていました。
メンテに出した時にこのプレートの在庫が無いかどうか確認してもらいましたが、
在庫なしとのこと。残念。
こちらの工房、代表の木内さんならではのこだわり満載のこのbass。
この工房のウリであるLowAction Settingを完璧に近い状態で体感してみたかったので、リセッティングに東京中野の工房まで旅に出しました。
帰ってきたbassを弾いてみると・・・・、
状態がよくなかった指板が一皮剥かれて新品に近い状態に。
うわさのLowAction Setthingは抜群のプレイアビリティで、演者の細かいタッチの違いまで忠実に再現してくれそうです。
(本人にそれほどのテクはありませんが・・・)
ただし、12フレットで約1mmと限界まで低い弦高になっていますので、
慣れるまでは、強く弾き過ぎてしまい、フレットノイズのコントロールが難しそうだな、
と感じました。(あえて「その音」が欲しいときも有りますけどね)
前置きが長くなりましたが、ようやくメンテの方へ・・・・・。
相変わらず写真が分りづらいですが、
とりあえずネックの反り具合からチェックします。
季節の変わり目、というか湿度変化で、
ネックは全長の中間地点が弦に対して寄っていく様に反る逆反りからその逆方向の順反りへ、またその逆に変化する傾向があります。
必要であればネックに仕込まれたトラスロッドを締めたり緩めたりする作業が必要ですが、メーカー・ネック材質・個体差・保管状況など様々な要素で反りの程度は変わりますので、一概にこのくらいの季節にはこの程度締めるor緩めるという基準が決められません。
自分の所有するものについては、大まかには把握できていますが、それでも個体毎に状況は年数を経るごとに微妙に変化していきますので、状態確認は月イチ位が理想でしょうか・・・。
私はそんなにマメではありませんので、大体3~4ヶ月毎に状態をチェックしてます。
現時点で私、bass所有本数6本ですので、全て一度にやってられません。
従って、季節の変わり目(5月・11月の年2回くらい)に、
時間が取れるときにチョコチョコやるのが限界です。
チェックの結果、チョイ順反り気味(ナゼ?)でしたので、
ほんの気持ちだけトラスロッドを締めます。
おっと、ロッドを締める方向に動かす際は、
これも気持ちだけ弦を緩めといたほうがよいかも知れません。ホントは同時にオクターブ調整など併せて実施しておいたほうがよいのでしょうが、
暫く本番で使用する予定が無いので、サボります。
ネック調整は、ホントに難しい作業だといつも思います。
特に低い弦高にセッティングしてある本機では、
ビビル・ビビラないの限界点を追い込むのに結構な労力を費やします。
これにネックのネジレやハイ起き(部分的な反り)などが合併症として出ている個体では、作業しながらドツボにはまるケースが多々あります。
(調整しても完璧にはならないため、どこを妥協点にするかの葛藤が・・・)
時間を掛けて、とりあえず問題ないレベルまで調整した後、
出音チェックに選んだアルバムはこちらDavid SanbornのStraight To The Heartから、
1曲目「Hideaway」「Straight To The Heart」「Run For Cover」「Smile」4曲ぶっ通しで弾き倒します。
スラップ小僧は必ずコピーしたというbassのMarcusMillerですが、
このアルバムがLive盤としてはBestTakeではないでしょうか?
(ホントのBestTakeはこのアルバムのビデオ版でしょうか。CDとは別の日の収録と思われます)
スピード・奏法などMarcusを超えるミュージシャンが出てはきましたが、
「Marcus節」を聴いていると、なんだかホットするのはナゼでしょうか?
コレを完コピできるまで弾き倒した高校~大学を懐かしく思い出されます。
(今は結構弾けません・・・涙)
でも、Marcusは私の「ヒーローの一人」であって、「神様」ではありません。
「神様」ご説明は後日に・・・。
長文で失礼しました。(あー打ち疲れた)
メンテ作業時に写真を撮るのをすっかり忘れてしまいまして・・・。
代わりと言ってはなんですが、
他コレクションを題材に更新してみます。
題材はこちら
InnerWoodのJAZZBASSです。(コイツだけは保管がアルミハードケース)
アッシュボディ・ローズ指板のベーシックな仕様ですが、
使用パーツは比較的リッチな仕様です。
ピックアップはBartolini+アクティブサーキット。
ブリッジはSchallerの弦間調整タイプ。
ペグもSchallerです。
中古で購入しましたが、
最初からInnerWoodのネームプレートが外されていました。
メンテに出した時にこのプレートの在庫が無いかどうか確認してもらいましたが、
在庫なしとのこと。残念。
こちらの工房、代表の木内さんならではのこだわり満載のこのbass。
この工房のウリであるLowAction Settingを完璧に近い状態で体感してみたかったので、リセッティングに東京中野の工房まで旅に出しました。
帰ってきたbassを弾いてみると・・・・、
状態がよくなかった指板が一皮剥かれて新品に近い状態に。
うわさのLowAction Setthingは抜群のプレイアビリティで、演者の細かいタッチの違いまで忠実に再現してくれそうです。
(本人にそれほどのテクはありませんが・・・)
ただし、12フレットで約1mmと限界まで低い弦高になっていますので、
慣れるまでは、強く弾き過ぎてしまい、フレットノイズのコントロールが難しそうだな、
と感じました。(あえて「その音」が欲しいときも有りますけどね)
前置きが長くなりましたが、ようやくメンテの方へ・・・・・。
相変わらず写真が分りづらいですが、
とりあえずネックの反り具合からチェックします。
季節の変わり目、というか湿度変化で、
ネックは全長の中間地点が弦に対して寄っていく様に反る逆反りからその逆方向の順反りへ、またその逆に変化する傾向があります。
必要であればネックに仕込まれたトラスロッドを締めたり緩めたりする作業が必要ですが、メーカー・ネック材質・個体差・保管状況など様々な要素で反りの程度は変わりますので、一概にこのくらいの季節にはこの程度締めるor緩めるという基準が決められません。
自分の所有するものについては、大まかには把握できていますが、それでも個体毎に状況は年数を経るごとに微妙に変化していきますので、状態確認は月イチ位が理想でしょうか・・・。
私はそんなにマメではありませんので、大体3~4ヶ月毎に状態をチェックしてます。
現時点で私、bass所有本数6本ですので、全て一度にやってられません。
従って、季節の変わり目(5月・11月の年2回くらい)に、
時間が取れるときにチョコチョコやるのが限界です。
チェックの結果、チョイ順反り気味(ナゼ?)でしたので、
ほんの気持ちだけトラスロッドを締めます。
おっと、ロッドを締める方向に動かす際は、
これも気持ちだけ弦を緩めといたほうがよいかも知れません。ホントは同時にオクターブ調整など併せて実施しておいたほうがよいのでしょうが、
暫く本番で使用する予定が無いので、サボります。
ネック調整は、ホントに難しい作業だといつも思います。
特に低い弦高にセッティングしてある本機では、
ビビル・ビビラないの限界点を追い込むのに結構な労力を費やします。
これにネックのネジレやハイ起き(部分的な反り)などが合併症として出ている個体では、作業しながらドツボにはまるケースが多々あります。
(調整しても完璧にはならないため、どこを妥協点にするかの葛藤が・・・)
時間を掛けて、とりあえず問題ないレベルまで調整した後、
出音チェックに選んだアルバムはこちらDavid SanbornのStraight To The Heartから、
1曲目「Hideaway」「Straight To The Heart」「Run For Cover」「Smile」4曲ぶっ通しで弾き倒します。
スラップ小僧は必ずコピーしたというbassのMarcusMillerですが、
このアルバムがLive盤としてはBestTakeではないでしょうか?
(ホントのBestTakeはこのアルバムのビデオ版でしょうか。CDとは別の日の収録と思われます)
スピード・奏法などMarcusを超えるミュージシャンが出てはきましたが、
「Marcus節」を聴いていると、なんだかホットするのはナゼでしょうか?
コレを完コピできるまで弾き倒した高校~大学を懐かしく思い出されます。
(今は結構弾けません・・・涙)
でも、Marcusは私の「ヒーローの一人」であって、「神様」ではありません。
「神様」ご説明は後日に・・・。
長文で失礼しました。(あー打ち疲れた)
2009年6月1日月曜日
浜松ジャズウィーク終了しました
毎年参加しているのは「ストリートJAZZフェスティバル」でしたが、
今年は浜松JAZZ協会様からの要請でこちら
http://www.yamaha.co.jp/event/hjw/schedule/sche-008.html
で出演となりました。
同じステージに立つのは、プロやセミプロ級の方々・・・。
そんな中で演ってしまっていいんでしょうか、VioletBrass?
しかも演目の殆どはJAZZとは程遠い内容。
場違い感をひしひしと感じますが、
毎年のJAZZWEEKでの乱行を協会としては充分承知の上で、
更にこんな枠に入れてもらったってことは、
「いつも通りの大暴れ」
を期待されてる・・・と勝手に解釈して、(客寄せパンダかも?)
仕込み・ネタ満載のステージをいつものペースで展開。
これもいつものことですが、
Violetの演奏が始まる頃には人垣が二重くらい増えて、
演奏終了後にはさーっと人垣が減ってしまうのには、
本当に前後のBandの方々には申し訳なく思います。
(「反則」と言われてもしょうがないですね)
自分としては多々反省点ありましたが、
フロントのメンバーやpercのkeith氏の活躍で、
大盛り上がりのうちに終了しました。
演奏後には観に来て頂いた方から暖かいお言葉の数々を頂き、
「期待している方がいるって言うのは本当にありがたい・・・」
と、毎回ですがしみじみ感じる演奏後の風景です。
上がり(打ち上げ)に向かうメンバーを背に、
カメラマンとして活動を助けてくれる嫁と次男とともに帰宅。
(総合計20kg以上の機材を持って歩き回るのはキツイく、
打ち上げ出席したとしても、酔っ払っての機材片しはなお辛い)
明日から仕事かぁ~と考える、チョット抜け殻になった自分は、
缶ビールで一人打ち上げ。
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