2009年7月25日土曜日

再生日記№2(AriaProII IGB-50)その3

はい、更新遅れ気味です。

仕事上の重大トラブルが1.5ヶ月以上続いており、
ゆっくりblog更新する気になかなかなれないというのは言い訳で、
モノグサなだけです。(反省)

ボディのクリーニングですかね?

ポリ塗装ではないので、通常のポリッシュが使用できないため、レモンオイルでひたすらフキフキです。
拭いたそばからボディに染みていってしまうので、一通り拭いて寝かせて・・・の繰り返しを数日連続で行います。(新聞紙の左下の広告が目にイタイ)


もちろんボディに直接ジャバジャバ掛けるわけにはいきませんので、クロスに一度つけてから、塗り伸ばしていきます。





続けていくと、少しづつですが、ボディに潤いが戻ってきました。
これは継続して施行しますので、合間にブリッジ周りの清掃に入ります。
まずは外せるものは全て外してしまいます。

ブリッジのサドル(駒)及びボルトには錆が出ています。本音を言えば超音波洗浄してやりたいぐらいですが、残念ながら設備が・・・・。地道にポリッシュ磨きです。
あ、レモンオイルで拭いちゃだめです。あとで錆が出てきてしまいます。オイルなのになんででしょう?





錆まみれのボルトをシコシコ拭いていくと・・・・、











ボルト1本拭いただけでこの有様です。









弦高調整のイモネジも拭く頃には、クロスはこの状態。









サドルもフキフキしていき、清掃前はこんな感じでしたが・・・









少し輝きが戻ってきました。でも各所に錆が浮いてきているので、素人作業ではこれが限界ですかね。




最初の状態から比べればまだ綺麗になったほうですが、浮いている錆、ねじ山の谷底の錆は若干残っています。継続使用するかどうかで、後日、徹底的なクリーニングをするかしないかどうか決めます。

ブリッジ本体はこんな状態。
手垢・汗塩・埃等がなんか分らない物質に化学変化起こしてます(笑)
プレート底面が荒らしてある仕上げ(縦横方向すべりを少なくする意図か?=精度の出ているものであれば不要だと思うが)なので、荒れた谷底に残った汚れを完全に取り去るのは難しそうです。




角の汚れは傷つき覚悟で、ツマヨウジで少しづつこすり出していきます。











うげっ!







ブリッジ周り清掃してた時に気になったのがストラップを引っ掛けるエンドピンの汚れ。
汗、手垢、埃をそのままにしておくと、こんな風になってしまいます。






錆がかなり浮いてきているので完全クリーニングは難しいのですが、これ位までは汚れ落とせました。





今回はこれまで。あー疲れた・・・。
できるとき少しづつ作業しますので、ここまで2週間以上掛かってます。

次回は指板クリーニングに入ります。
フレットのクスミ・錆を落とす作業です。(今回は簡易作業ですが・・・)

2009年7月12日日曜日

再生日記№2(AriaProII IGB-50)その2

久々に結構酷い状態の個体に少しテンション落ち気味ですが、
そこは逆境に強いワタシ。
地道に作業を進めます。

引き続きボディの確認。





裏面は目立つような
大きなバックルキズも無さそう
ですが・・・。

相変わらず、
潤いの無い、
干上がった状態。











ん?

写真では見づらいですが、
細かい波のような凹みが
多数・・・・。

何じゃこりゃ?









写真撮り忘れていましたが、
ネック裏面に、
鉛筆らしきもので、
文字が書かれてました。

ペグはGOTHOの
OEMのようです。








ピックアップは
PJレイアウト。
リバースではないので、1・2弦はキレのある音になりますが、3・4弦との音量バランスが取りづらい傾向にあります。PUの高さが高すぎるのか弦振幅によってカバーにキズが付いてます。



                                 
ブリッジは・・・、
錆と良く分らない汚れ
(汗の塩と手垢?)
で汚れてます。

この後ブリッジ分解中に
困った事態に・・・。





一通りチェックしましたが、全体的に汚れが酷く、
クリーニングには結構時間が掛かりそうです。

次回はボディのクリーニングから始める予定です。
クロスやレモンオイルを大量消費しそうな予感・・・・。

補充分購入せねば・・・。

2009年7月5日日曜日

再生日記№2(AriaProII IGB-50)その1

暫く無いと言っていました再生日記ですが、
つい、買ってしまいました・・・これ


AriaProIIのIGB-50という
モデルらしいです。
(Ariaは過去モデルの記録が少ない)

オイルフィニッシュ(モドキ)に惹かれて
ヤフオクでぽちっと・・・。

これの数時間後に終了を迎える予定の上位機種の入札が本命でしたが、
開始価格で入札してもどうせ高値更新されるだろうとタカを括っていたら
あっさり落札。


状態はあまり良くなさそうな感じでしたが、現物が来て、更に驚きの事実が・・・。




ピック弾きでできたと思しきキズや
















なんでこんなとこ彫るの!















全く手入れされていないと
思われるほどの乾燥具合
(ボディが干上がってマス)


手入れ無しのため、
木材は縮みが発生。









指板も縮み。

フレットは普段弾いていたのか、錆はあまり無く、くすみと削れだけです。






そしてトドメハ・・・・。
いつもこの角度からネックの反り状態を観るのですが、ボディに顔を近づけると

く、臭い!

汗と垢か変異しているのか、変な匂いがこびり付いています。

これはタマラン!


ここまでで、かなり挫けそうな状況ですが、俺が何とかしてやろう!!と気合を入れ直してクリーニングに入ります・・・・が!

この続きは次回に。

入れなおした気合を再びへし折ろうとする事実が次々と判明します。

頼むから、自分の楽器はちゃんと手入れしようよ!